スポンサーサイト

  • 2017.04.22 Saturday

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 0
    • -
    • -
    • -

    そんなに高い授業料を払わなくても

    • 2015.06.01 Monday
    • 13:49
    JUGEMテーマ:学問・学校
    塾に通っている生徒さんは、そろそろ「夏期講習」なるものの案内をもらい、さも当然に受講するものと扱われる時期です。

    大手の塾だと(私が以前勤めていたところもそうですが)受験生には合宿などのオプション講座をつけてひと夏で30万円なんてところも珍しくないようです。特に、合宿などを自己所有物件で行うと、いわゆる宿泊費などのコストを大幅に減らすことができるので、塾としては笑いが止まらないオプション講座になるわけです。

    でも、よく考えてみてください。それだけのお金をかけているのに、通っている校舎の設備がよくなっているでしょうか?担当する先生の服や持ち物がいいものでしょうか?
    会社として塾を経営している経営者は、ほぼ例外なくgreedyなのです。会社の株は自分や家族、又は自分が社長になっている持株会社でかなりの数を抱え、配当を出せば出すほど自分が肥え太るようになっているのです。(役員報酬と配当で会社から2重に給与をもらっているようなもの)

    新卒社員の約半数が3年以内に辞めていくような、飲食業とならび称されるブラックな業界ですから、前近代的経営は当たり前なのですが、授業料を支払うことでこうした企業を支えないと、自分の子供にプラチナチケットになる学歴を与えられないというのも受験業界の病理なのでしょう。

    新卒で入社して1年経つと上司が退職し、入社2年目で室長・校長をやらされる。若くして出世といえば聞こえはいいいけど、残業もなくなる「名ばかり管理職」。右も左もわからんし、難関校に合格させた実績もないくせに対外的には、「ベテラン」とか「実力派」とツッコミどころ満載の肩書きをつけられ、営業数字だけは新人だからと容赦はない。アホらしくて3年目か4年目で退職する。

    これが、塾業界に就職した人が普通に歩む道です。だからお子さんが通っている教室長が妙に若かったら要注意です。ちなみに、他の業界では通用しないのでこの業界にしがみついているのもいますから、教師の年齢講師が両極端になるのが、俗に言う「悪徳塾」を見分ける判断にもなるのです。
    ここ数年、売り上げを伸ばしていると言われる塾のえげつなさは驚くほどです。看板に弱いのはわが国民性ですが、素人同然の教師に教わるのにン十万も払いますか? 

    親も昔の方が見る目を持っていた気がします。

    集団塾の授業料の相場とは

    • 2012.06.07 Thursday
    • 21:30
    こんな話をするのは、実はなかなか難しいのです。大都市圏と地方でも違いますし、個人営業で人をほとんど使っていないところと会社組織で百人単位の従業員がいるところではもちろん異なってきます。ですから、これからお話しすることは、あくまで大都市圏の目安とお考えいただければと存じます。

    まず、小学生に関してですが、中学受験をするということを考えると、年間授業料は春期・夏期・冬期の各講習やさまざまな特訓系授業を含めて
       小4:小5:小6=40:70:120(単位万円)
    というのが相場でしょうか。ぶっちゃけて言えば、年収500万円以下でローンなんかあったら小4から中学受験のためだけに年収の半分を使う計算になります。ちょっとした私立中学の3年分の授業料と同じくらいのお金がかかるということです。

    もっと簡単に言えば、中学受験をするということは中学に入る前の3年間、塾通いをさせると9年間私立に行かせるのと同等の費用がかかるのです。それでも価値があると塾は言いますし(そりゃ商売ですから)マスコミも囃し立てますが(広告も出してくれます)費用対効果をどう考えても誤っている方は多いみたいです。

    一方高校受験は中学受験と異なり、受験者の範囲が広くなるのと公立高校という選択肢がありますので、中1から塾に行かせたとしても
       中1:中2:中3=30:50:100(単位万円)
    と言ったところが相場でしょうか。(ただ、公立高校専用コースでは中3は3割ほど安くなります)しかも、中3では3教科・5教科とか選択の余地もありますので、これより上下10万円〜20万円の差は出てきます。

    一般的に、塾のコストの大部分は人件費ですから、大手でもこれより安い塾は教師の給料が信じられないほど安かったり、正社員と言っても半数以上が契約社員で残業手当も退職金もないといった劣悪な環境で働いていることが多いです。だから、モラル低下がはなはだしく、女子生徒と年中問題を起こしたりするので業界内でも有名になっているところさえあります。

    じゃあ、高ければいいかというと、これはこれで問題でして、派手な宣伝広告費や新規教室開校にカネがかかるものですから(開校して2年ほどは赤字を補てんしなければならない)「釣った魚にはエサはやらない」「タコ部屋化してカネをむしりとる」なんて言うところもあるわけです。

    最近はこんなのばかり目立ってきていますが、通わせる側も「やられっぱなし」ではない対抗策をとることだってできるのです。私が教えた方の中には「そんな簡単なことなんですか?」って驚かれます。皆さんもよく考えてみてください。



    <読者のみなさんにすべての良きことがなだれのごとく起こりますように…>

    山下行政書士事務所主催 遺言・相続無料相談会のご案内はこちら
    管理人への受験相談・質問メールはこちらからどうぞ

    塾のタコ部屋化…オプション講座について

    • 2012.03.20 Tuesday
    • 14:24
    少子化対策として塾・予備校は売上確保のために主に2つの手段で自己防衛をはかっています。

    ひとつは校舎を増やすことで全体の生徒数を増やすこと。もう一つはひとりの生徒からできるだけ多くの授業料を取ることです。

    前者については物件確保や宣伝広告などのコストがかかり、また集客できない・黒字化できないといったリスクを負うため、一般的には後者の方法を取ることが多いようです。やり方とすればオプション講座を受講させたり、受験が終わってもさらに次の学年に通わせたりする方法が考えられます(このことは私自身前職時に「これからは生徒が何人来るかでなく何年来るかだ」と主張して蹴られたことがいまや業界スタンダードになっているということなのです)。

    その中で、オプション講座というのは塾にとって結果的に授業料を上乗せできるわけですから「おいしい」しくいなのです。塾によっては受験生には毎月のように「○○講座」「○○特訓」なるものの案内を配布し、保護者への電話営業によって受講を促進することが行われています。

    だいたい、どこの塾も売り上げノルマがありまして、私もそれに追われてやっていたので偉そうなことは言えませんが、ほとんどはわざわざおカネを出して受講するに値しない者ばかりです。「○○の必勝法」なんてどこでも汎用的に通じるものはありませんし、「○○校対策講座」なんて言っても過去問の切り貼りを教材にやったりするだけなんですから。

    しかも授業をやるのが正社員だったりすると、残業代程度で人件費コストを抑えられますから(最近はそれすら出さずにタダ働きさせるところも多い)、受講させるほうは笑いが止まらないのです。

    中にはこの授業を受ければ得点がアップするなんてことを平気で言いますから(そんなこと検証している塾などない)ついつい親も生徒も1万円ならば…なんてことを繰り返すわけです。

    案内が来たら謳い文句をよーく考えてみましょうね。本来、塾の通常授業での年間カリキュラムには前年度の内容の復習も学校の授業の先取りも、また受験学年であれば対策も授業内であるのです。(それがないところはそもそも塾として成り立たない)

    ですから、オプション授業を勧められたら「通常授業ではできないことですか、できないということは通常授業は不十分なことしかやっていないのですか」と切り返してみてください。ここにしっかり答えられなければ(殆ど答えられるところはないでしょうが)意味ないです。

    学校別の対策なんて自分で過去問をやっている方がよほど効果がある場合もありますし、もしオリジナル教材と言っても毎年同じものを繰り返し使っているだけなんですから。

    塾にはいって、そこで言いなりになったら、それこそタコ部屋化してしまいますよ。以前、営業をして今でも親に言われたセリフがいまだに耳に残っています。(私が退職を決意したトリガーのひとつでもありました)

    「先生、またですか?一体いつになったら終わるんでしょうか」


    <読者のみなさんにすべての良きことがなだれのごとく起こりますように…>

    山下行政書士事務所主催 遺言・相続無料相談会のご案内はこちら
    管理人への受験相談・質問メールはこちらからどうぞ

    塾・予備校が知られたくない情報(3)

    • 2011.11.01 Tuesday
    • 09:24

    塾・予備校の数が変わらず子供の数が減っていけば、競争が激化するのは当然。しかも、最近はボーダーフリーと呼ばれる学校が目立ってきてきました。「下流大学が日本を滅ぼす」なんて本がありましたが、親の収入と子供が入る大学のレベルはほぼ正比例しているというのが世間常識になりつつあります。

    そうはいっても低所得層でも学歴は一発逆転をねらうチャンスでもありますから、子供を塾や予備校に通わせようとします。ところが、こういう方々は親子ともども内容はどこも同じ、授業料が安い方がいいという感覚の方が多く、塾とすれば、入学金を無料にしたり、授業料価格を抑えたりして生徒集めに躍起になるところも多いのです。

    ところが、それでは多少数が増えても売上は上がりませんから、入学した生徒からむしり取る算段をいろいろと巡らせているわけです。言い方は悪いですが、釣った魚には餌はやらないどころか、絞りとることばかり考えるわけです。それが、○○特訓とか○○対策直前特訓なんていう名称のオプション授業です。

    最初は小中学生対象の塾が主でしたが、最近は大学受験の予備校までおこなうようになりました。まるでその講座を受講すれば成績が一気にあがるとか、得点力が劇的に改善されるなんていうキャッチをつけて売るわけですが、眉つばものも多いことは、かつて売る側にいた私としてはよくわかっているのです。

    しかも、こういう仕組みは入学時にはほとんど知らされることはありません。というか、知られたくないのです。聞かれないから言わないというのが売る側の論理なのですが、授業料は高くても補習とかを塾では無料でやってもらっていたという経験をもつ保護者世代からみるとまるで騙されたような気になります。ですから、毎月のように特別授業の営業電話がくると「またですか」と怒り出す保護者もいます。

    入学時に補習とかはどのようにしてくれるのかと聞きてみればいいですね。良心的な教室は室長が休みを削って日曜日などにでてきて対応するのですが、それにも限界があります。はっきりと無料補習を社内で禁止しているところもあります。一方、個別指導も併設している塾では、集団の他に個別指導にも通わせようとするところもあります。ここまでくると、もう授業料は当初予算の2倍に膨れ上がります。

    こういうところに対抗するには、まず、入学時に入学案内に書かれているものばかりでなく、オプションがどのくらいあっていくらかかるのかも聞いたほうがいいです。明確に答えられないところは、年度途中で売上が予算どおりに行かないと、無理やり講座を作って受講させることがありますし、答えられないだけでも怪しさは増します。最近は正社員の教師ばかりでなく、時間講師やチューターにまでノルマを課して、進路面談と言いながら内容はほとんど講座受講の営業だったりします。要らないと思ったらはっきりNOと言いましょう。

    それと(すでに入学してしまったら)、その講座は本当に必要なのかも考えてください。大学受験で講師が自作の教材を使う講座はそれなりの意味がありますが、小中学生用の講座の多くは過去問を切り貼りしただけの「クズ教材」です。自分で計画的に学習できる生徒であれば、そんな講座を受講しなくても平気なはずです。ということは、それができない生徒は受講した方がいいのですけど、そういう生徒の家庭は最初に述べたように教育投資はスーパーの商品と変わらないと思われている方が多いので、営業ノルマを課せられたほうは悲鳴を上げるわけです。だから誇大な表現を使って勧誘するんですね。

    ちなみに、講習などで塾のイベントとして無料講座とかありますが、そういうのだけを狙ってくる生徒がいます。無料部分だけ受講して、1円もカネを払いたくないという受講生です。1度ならず2度も3度もやってくることもあります。親も本人も得したと思っているかもしれませんが、塾によって裏でひどいことを言われていることがありますから、お気をつけください。あとあと、同じ学校や近所の生徒がいる前で、露骨に名指しで「卑しい」とか「がめつい」などと中傷されます。

    営業ノルマを課せられて、苦しんでいる側にいる者の中には、おいしいところだけを持っていくヤツにはこのように容赦しない人もいます。これ自体はあまりほめられたことではありませんが、無謀なノルマを課されてきた経験からいうと、無料ばかりを漁る生徒を見て怒りを爆発させる側の気持ちもわかります。


    <読者のみなさんにすべての良きことがなだれのごとく起こりますように…>

    山下行政書士事務所主催 遺言・相続無料相談会のご案内はこちら

    管理人への受験相談・質問メールはこちらからどうぞ

    ほとんどのオプション授業はとらなくてもいい

    • 2011.06.01 Wednesday
    • 00:16

    前回の続きに近いものになりますが、夏期講習中の合宿・お盆特別特訓、秋以降の志望校別特訓などさまざまな名称で塾は受験生の親からカネをむしり取っていきます。それが「成果主義」という都合のいい三流経営者の詭弁によって、従業員にその給料を人質に共犯化を強制するものですから、最近は節操のない営業がなされるわけです。

    普通に考えてみましょう。もし、兄姉がその塾に通ったことがあって、その時と基本的な授業時間に変わりがなければ、オプション授業は授業のための授業にしかすぎません。塾での時間数を増やすこと=子供の成績が伸びることと真剣に考えている親がいるとしたら、それは幻想です。

    以前にも書きましたが、中学受験・高校受験、はては大学受験も「人間が大人である」子供が成績を伸ばすのです。「どうしても達成したい目標があり、自分の今の力がこの程度、差がこれだけあるからこのようにして埋めていこう」このことを自分で考えられない限り、難関校に合格なんてありえません。形だけプレジデントファミリーにしても無駄なんです。こういうことが考えられるというのが「大人になる」ということなのです。

    もっと簡単にいえば「自分で勉強できる」ことが受験で勝つことの条件なのです。小学生には無理だって言う人いますが、合格できる子はできますよ。それができない子でも合格させてくれる私立中学校なんかお金と時間の無駄ですから行かないほうがいいです。

    でもうちの子は家で勉強できないからオプション講座に行かせるなんていう親は、自分の子供は馬鹿ですと世間に公言しているようなものです。何をやったらいいかわからないなんて、受験生の言う言葉じゃないですよね。そうはいっても…という方のためにひとつやるべきことのヒントを。

    そこまでやってきた問題でできなかった問題を何も見ないでもう一度やり直す…これだはけやってください。ポイントは「何も見ないで」と「やり直す」です。数学などは自分で答が出るまで粘るのです。これだけやってくれれば、余計なオプション授業料なんか払わなくてもいいです。

    合宿は教師がどのくらいまで面倒みるか。その1点に尽きます。私の前職の職場では、かつて合宿というと、教師と生徒の体力勝負の仁義なき戦いでした。とにかく生徒が勉強するために寝ない。深夜2時まで付き合って寝かせるのですが、部屋で寝ている生徒がいるかと思えば、部屋入口横のトイレの電気をつけて勉強したり、朝5時に教師を起こして質問する生徒もいました。5泊6日の合宿のあとは数日どの教師も廃人のようになっていたものです。

    「合宿」までして勉強するというのはそういうことなのです。生徒も自分の「臨界点」を知ることができるのです。東大に合格した生徒も、あの合宿での勉強量を思えば、大学受験の勉強は平気だったと言っていました。それまでやれば10万円の価値はありますよね。

    秋の○○特訓とか○○中特訓なんていうものは、ほとんどの教材は過去問や問題集の切り貼りですから、家で問題集や志望校の過去問をやっていたほうがいいです。わからないところ?ふだん行っている塾で授業前後に担当教師に聞けばいいのです。もちろん、その質問に対応しないような塾は辞めましょうね。

    ここまで言えばお分かりかと思います。

    自分から勉強できない。受験生なのに何を勉強したらいいのかわからない。自宅で勉強できない(環境にある)。問題集・過去問を自分で選んで買うことができない。自分ができなかった問題をやり直せない

    こんな子だけオプション講座をとってください。でも、こんな子が受験で勝てますか?

    洗脳保護者会とカネ持ってこい保護者会

    • 2011.05.29 Sunday
    • 19:07


    ちょっと遅いですかね。塾に通っている方は夏期講習のパンフレットをもらい、今月中に申込とか言われていませんか?その前に説明会とか保護者会・面談というのがあると思います。(それもナシに夏期講習の申込をさせようっていうところはないと思いますが、あったら、すぐに辞めることをマジでお薦めします)

    塾の保護者会(面談もそうですが)には2種類あります。「洗脳保護者会」と「カネ持ってこい保護者会」です。

    洗脳保護者会というのは、受験がいかに大変であるか、また(中学受験でしたら)中高一貫校がどれだけ優れているか、そして塾として(前々回お話ししたように塾として受けさせるという内部方針を持った)特定中学に受験させるか、そういったことを「いかにも」といった口調で話をして金蔓である親を一種集団催眠・トランス状態にするわけです。

    もちろん、冷静な保護者の方はいらっしゃるのですが、「うちはとてもとても…」といいながら家に帰ると子供にガミガミ勉強しろと言っている方も多いです。子供の年齢と親の期待は反比例しますから、子供が小さいほど罠にはまりやすいということなのです。

    もうひとつの「カネ持ってこい保護者会」は文字通りの保護者会です。講習の説明会などはまさにそれですね。秋になるとオプション講座を受講させるために面談の形をとることもあります。とにかく1円でも多く親に出させることが今多くの塾の教師に課せられ、その成果が人事考課項目になっていますから、上が立てた無謀な売上目標にいかないとえらいことになるわけです。

    最近は夏期講習のオプションとして合宿を出すところが多くなりました。これって5泊6日で10万円とかするわけですよ。(旅行代理店等に支払う原価は一人当たり3万円ほどなのでボロ儲けになるのです)受験生は90%の申込必達なんて指示が出てくると、もう無茶苦茶。カネ持ってこい保護者会で「合宿は必修です」なんて言って、子供を人質に取っていることをいいことにほぼ無理やり申し込ませるわけです。それがいかない校舎の責任者は、その売り上げ分を他でねん出しろと言われます。そりゃ、家庭事情を知っているところもあるわけですから、家庭をもっている室長は善意であればあるほど評価が下がるわけです。

    合宿とか特別授業の内容については後日また稿を改めてお話ししますが、この2つの保護者会(面談)を交互にやることで、親の財布の紐を思いっきり緩めさせるわけです。

    オマエはどうだったんだといわれると、それに一枚噛んでいたことは事実です。しかし、当初は合宿も特別授業もそれなりに優秀な教師が自分で教材を作成し、もらう授業料の倍ぐらいの価値を付けていたので、心の底からそれだけの価値があるものと売ることができましたが、退職する数年前から、もうドモならんクソ商品になってしまい、売る気になれませんでした。(おかげでひどい目に逢いましたが)

    オプション化というのは少子化の中で見かけの授業料を上げられなくなっての苦肉の策です。寡占状態のガリバー塾ではそんな必要はないかもしれませんが、会社として売上を伸ばすには、生徒を増やすか単価を上げるかしかないわけです。特に上場している塾などは、そういうところが市場から求められるわけです。

    ビジネスモデルとしての受験産業の優れた点は、費用を出すものと、役務の提供を受けるものが異なるという点と、費用を出す側が商品の価値に対する知識がないという点です。つまり、後者に対しては内容が粗悪品でも、前者に優良品と見せかければ収入を得ることができるのです。

    私も長年やってきて、生徒が的確な批判ができるようになるのは高校生になってからだと感じていました。ですから、大学受験ではそうそうこんな真似はできないわけですが、中高受験ではいくらでもこの手法が通じます。(いわゆるお受験では別の問題がありますが)

    親の側からの防衛策はまず「NO」と言うことからです。そこから先は次回に…。

    塾における教材費のヒミツ

    • 2011.02.08 Tuesday
    • 00:45
    教材費取っている塾多いですよね。もちろん、無いところもありますけど。保護者の皆さんはお子さんのテキストをしっかりご覧になったことありますか?

    塾の教材って大きく分けて二通りあります。


    一つは自社で作成しているところ。NとかSとか有名進学塾や大手予備校がそうですね。自前で編集スタッフや印刷機材を持っていたりしているので、コストはかなり高くなります。ですからかなりの部数がないとペイしません。100ページぐらいで原価が1000円を超すところも多いようです。ですから、数年分まとめて印刷・製本してコストを下げる必要があります。弟・妹がもらったテキストは誤植まで上の子と同じだったなんてこともあります。英語、数学、国語なんかは理社と異なり、新たな発見の訂正が無いので、この3教科は5年以上同じものなんてザラにあります。


    もう一方は、いわゆる教材屋から購入しているもの。教材屋は一般に市販せずに学校の副教材などにも卸していますが、向こうも商売なので、塾にも卸しているところが多いですね。

    正直な塾は購入したままで生徒に渡していますが、悪どいのは、これは教材屋に表紙の巻き替えをさせ(100冊以上の発注ではこれは簡単にできます)うちのオリジナル教材ですって渡していますね。(私が勤めていたところも最後はそうでしたが)

    ですから、私立中高の生徒や他塾から移ってきた生徒にテキストを渡すと、中身を見て同じもの持ってる子も結構います。でも、不思議なことに教材費分を返せと言ってくる親はいませんよね。

    原価は講習会などで使う薄いテキストはだいたい1冊150円〜250円、学期ごとの少し厚いテキストで700円〜800円です。

    ですから、小中学生で年間のテキスト原価は2500円〜3500円程度ですね。

    これだけならまだいいですけど、副教材ということでなんだかんだと買わせるところが多いですけど、1冊について10%ぐらいの儲けがあります。個々は少ないですが、大きい校舎ですと結構な額になりますよ。


    どちらがいいかってことですが、正直言ってテキストを自前で作成できない塾は、教師のレベルも低いと言って過言ではないでしょう。私も何冊かテキストを作成しましたが、教材は最後のゴールである入試問題を熟知していないと、本当にいいものは作れません。「何年生ではここまでは」というメッセージが込められています。いい加減に作成したテキストは、ただ同じパターンを延々と繰り返させたりしているので(つまり、どんな生徒にも合わせられるように最低ラインに合わせている)数ページ見ただけで、わかる人はわかってしまいます。


    簡単な判別法を教えましょう。

    ・テキストの最終ページ(最後に1枚ある白い紙でなく、その前にテキストの印刷がされていること)に発行者、発行人が書いてあればオリジナル可能性が高いです。

    ・テキストの目次の前後に「まえがき」とか「この教材の使い方」があればオリジナルであることが多いです。

    ・写真・図表・飾り文字をたくさん使用している教材は(先に述べたような超大手でなければ)業者教材です。写真・図表はきれいに印刷する技術が専門の印刷業者でないとできないところが多いからです。



    ついでに、塾内でやる模擬試験の原価は、業者のものを使うと一人当たり600円〜900円です。自前だと200円〜400円ぐらいでできるはずです。また、よくある会場模試を塾を通じて申し込むと1件あたり300円〜400円の手数料が入ります。これも数が集まるといい収入になるのです。


    PR

    calendar

    S M T W T F S
       1234
    567891011
    12131415161718
    19202122232425
    2627282930  
    << November 2017 >>

    リンク集

    ラジオ放送に出演

    検索総数ランキング

    おススメ

    selected entries

    categories

    archives

    recent comment

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM