いい塾の条件…細く長いつきあいができるか

  • 2012.04.05 Thursday
  • 01:19
いい塾の条件として、長いつきあいができるかという問題もあります。それは、いきおい、担当教師との長いつきあいということとイコールにもなってくるのですが、人事異動が頻繁な塾ではそれはなかなか難しいことが多いようです。

教師自体、待遇が悪ければ容赦なく去っていく業界ですから、長年勤めている教師はいい教師とそこにしかしがみついているしかない教師の両極端になってきます。

また、最近は兄弟姉妹がいると、その子も入塾させようとあれやこれやの手を出してきます。塾の受験学年の授業料が年間100万円を超えるような現状では、そう立て続けに塾に行かせられる家庭はないのですが、塾の経営陣は「子供のためなら親はカネを出す」ということに凝り固まっていますから、相当なノルマが課せられることになります。

現在、流通・物販業界ではノルマを果たすために自分で商品を購入するといった「自爆営業」が問題になっていますが、塾でも似たようなことをする者があります。売上を出すために、販売教材を自分で購入したり、1か月授業料の割引分を自分で負担するなどが陰で行われています。

そもそも、毎年生徒が5%近く減っているのに、生徒数を10%伸ばせとか言っている経営者のアタマの構造自体がおかしいのですけど結局は無理な入学勧誘をしたり、在学中にできるだけのオプション授業をとらせて、言い方は悪いですが「ケツの毛まで抜く」「絞れば絞るほど出る」といった営業をしているため生徒自体が卒業後に遊びにもいかない塾も多くなっています。

子供はバカではないですから、どれだけ無理して親が自分の授業料をねん出し、他の兄弟姉妹にしわ寄せが行っているかはわかっています。知らぬは塾の経営者だけ。先のことより今の売上という塾が多くなっているのは、塾の多くが上場していることと無縁ではないのです。

合格すれば下の子も通わせるといったことが多かったのですが、最近ではうまくいっても下の子は別の塾に行かせるといった例も目立っています。

いま、子供を通わせている保護者の方は、下の子も通わせたいですか?また、受験を終えて進学後も通わせたいですか?そのあたりをよく考えてみましょう。「来てくれて当然だ」といった思い上がりが蔓延している塾とは早く縁を切ったほうがいいですね。



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いい塾の条件…できないことを言ってくれるか

  • 2012.03.23 Friday
  • 20:47
塾選びに関してはひどい塾の話ばかりしてきましたが、完璧ではないもののベターな塾を選ぶ基準もいくつかあります。その中のひとつが表記の件です。

これだけ親の要望が千差万別であるとたとえ個別や家庭教師でもそれに100%応えるのは不可能です(あたかもそれができるように言うのは、悪徳の証拠だと私は思っています)。どうしても生徒がほしいところでは「ナンでもします」的な営業トークをして入学手続きをさせます。

不可能と思われる要望は最初に形だけやってあとは何もしないというところが数多くあります。そもそも集団指導なのに個別対応しますなんていうのは自己矛盾しているわけでして、まあ、呼び出してプリントを空き教室でやらせて「やった」アリバイ工作をするわけです。

良心的なところは、ここまでは対応しますが、それ以外はこちらが指示したように自宅学習するか、個別指導でやってもらったほうがいいですよ、と言ってくれます。やるといってやらない・やれないのは保護者や本人の期待を裏切ることですし、そうであるならば引き受けないほうが良心的と言えます。

私自身教室の責任者をしていた時には、入学をお断りした生徒が何人かいました。つまり入れることが本人にとって苦痛以外の何物でもないときがあるし、保護者の期待はどの生徒も同じなのですから、それに応えられないというのはプロとして恥ずかしいことだと思うのです。

ですから要望があれば保護者もはっきりとそれを口に出し、できるという約束を守れなければはっきりクレームをつけなければなりません。安請け合いしたり、一生懸命頑張りますなんて青年の主張みたいなことを言うような塾を信じちゃいけません。

そして、自分の子に対する要望にはっきりできないというところは、決して悪いところでなく、むしろ良心的だと思うべきなのですが、最近の親は不親切だとか敷居が高いとか悪評を振りまく輩も多いようです。そしてこのことが却って悪徳塾をのさばらせているということに気づいていないのです。


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塾通いをはじめる前に…目的と必要性

  • 2012.03.09 Friday
  • 01:45
妻の手術があったりして更新できなくてすみません。

前回の続きにもなりますが、塾に行かせる前に子供を塾に行かせる目的と必要性について意外とあいまいな保護者が多いことに驚くことがあります。

中2だからそろそろ…、子供の友達が行きはじめたから…等というのが多いのですが、比較的目的性がはっきりしている中学受験目的の方でもどこの中学に行かせたいのかということからはじまって、子供の得手・不得手さえ知らずに塾通いさせている保護者が多々見受けられます。

つまり「塾に行かせていればナンとかなるだろう」的な感覚が強いと言えます。塾からみれば、こういう親ほどありがたいものはないのでして、結構言いなりにオプション講座を受講してくれて売り上げ増に寄与してくれるので、文字通り「お客さん」なのです。

私が配布している「塾選びの達人」にも書いてありますが、塾に行かせる目的をしっかり持っていないと(特に個別指導や家庭教師などの)業者の餌食になりますよということなんです。それに、学校の成績を上げたいのに私立進学を目指す進学塾に通ったり、逆に難関校に行かせたいのに学校でオール3程度の子と同じクラスでレベルの低い授業を受けてるというのは、ラーメン屋にフレンチ料理を食べに行くようなものなのです。

塾にはそれぞれ得意な分野があってそれを明確に打ち出していることが多いのです。(これがないのはクソみたいなところか、生徒を集めるためにナンでもあり状態にしているところです)それを見極めておきましょう。また成績が悪いから個別指導のほうがいいというのも誤解です。というかそういう風潮に騙されていると言っていいでしょう。子供は少し力以上の課題を与えて伸びる子の方が多いのです。「自分の学力に合わせて」なんてことをやっているといつまで経っても入試レベルに届きません。

それでも個別や家庭教師を選びたいのであれば、どこの分野をどのレベルまでやってほしいかをしっかりと明示するべきです。いわば、ステーキを注文するときの焼き方と同じなのです。

親が行かせるのも、子供が行きたいと言うので無条件に行かせるのも、どちらも正しい方法とは思えません。受験産業は「生徒をたくさん集める」から「一人の生徒からたくさんおカネをとる」に変化してきています。ある意味消費者として身を守るためにも、入学する前に、お子さんとしっかり話をして家庭としての戦略を立ててください。

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塾通いをはじめる前に…生活時間のマネジメント

  • 2012.03.02 Friday
  • 14:44
そろそろお子さんを塾に行かせようと考える方が多くなる時期ですが、周りが通っているから乗り遅れるなんて思う前によく考えてほしいことがあるのです。

まずは塾に通うということは子供にとっては当然時間をその分だけ今までより拘束されるということですが、親にとっても送迎や帰宅時間が遅くなることで食事時間もずれて手間もかかるということになるわけです。つまり、今までの家庭の時間の流れとは異なった時間の流れになってくるわけです。

こうした時間のマネジメントは軽視されやすいのですが、意外にこの部分がうまくいかずに苦労される親子も私の経験からよく見かけます。

塾によっては自習室などがあって親が迎えに来るまでそこで宿題をやっていたりできるのですが、借りているスペースすべてで利益をだそうなどというセコい経営方針の塾ではなかなかそうもいかず、下手すると塾の入口でじっと待っているなんて子も見かけます。

その一方で3世代同居家庭で祖父母のどちらかの介護の必要などが生じると、主に母親の負担が重すぎてしまうこともあります。そういうのは弁当を見るとよくわかるのですが、コンビニのからあげくんだけとかとんでもない食生活を送る生徒がいるのも事実でして、そこまでして塾に通う必要性があるのだろうかとまで(塾側の人間であったにもかかわらず)思ったものでした。

中学2年生以上とかある程度の年齢であれば放っておいても構わないのですが、小学生、特に低学年にはあまりいい影響を与えません。

こんなことがわかっているので、塾の中には親に過大の負担を要求するところがあり、また親もその苦役に子供のためという大義名分をつけて耐えるものですから、受験生活が楽しいものではなくなるのです。

えっ?受験生活って楽しくないのが普通じゃないの?と考える方は失礼ですが時代遅れです。普通の生活の中の一アクションとしてとらえていくことが大切なのです。これができている家庭は親子とも受験に「強い」ですね。


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ラジオ番組に出演しました

  • 2011.10.17 Monday
  • 21:32

近所のご同業の先生のお誘いでラジオ番組にでて、受験について少し与太話をしてきました。短い時間ですが、よろしかったらご覧ください。

中学受験に親の関与はどのくらい必要か(2)

  • 2011.06.06 Monday
  • 21:08

中学受験の塾によっては子供の勉強を親が見るように勧めるところもあります。「親の参加意識をたかめる」という名目がありますが、要は自分のところの指導責任逃れです。通う子のバッグに大きな文字を入れてる某ガリバー塾では 学力別クラス編成をするものの、下のクラスでは座席もきまっていませんから、後ろでは遊んでいる生徒も数多くいるのは周知の事実です。

そこばかりでなく、ひとクラス40人もいれば、もうついていけない生徒もめずらしくありませんし、教師はいちいち面倒をみていられません。ですから親にやらせるのです。それに騙されて「親のための算数教室」なんていうのに嬉々として参加している親のいかに多いことか・・・。

そもそも子供の勉強というのは親が見たら「ケンカ」になるのです。私のっような受験指導を長年している人間でも親という立場では感情が先にたってしまいます。 さすがに「どうしてこんなことが出来ないのか」なんていう言葉は吐きませんでしたが、それに似たような言辞を吐く親はたくさんいます。さすがに小学校高学年にもなれば、素直に聞かずに親への憎しみを持つ子も出てきます。

ひどいのになると、親に小言を言われたくなくて模試でカンニングをする子や登塾拒否になる子もいます。

親に受験勉強の面倒を見させるなんて、家で親子喧嘩を助長するようなものです。ですから、塾のことは塾で解決させるようにしてください。それが出来ない塾であれば、合わないと思って思い切って転塾したほうがいいです。

ただ、中には自分のところで責任もって指導するといいながら、系列の個別指導コースを勧めたり、オプションコースを勧めたり、個別塾では授業コマ数増を言われることもあります。ですから、入塾時にこういう場合にはどういう対処をしてくれるのかをしっかり確認しておくことです。

次から次へとカネとることしか考えない塾が多くなっていますので、この辺は気をつけてください。たとえ、兄弟に中学受験経験者がいても、親は素人です。「このままいけば厳しいです」とか「もう少しここをやれば良くなると思いますよ」なんて言われると、財布のひもが緩みますが、余計なカネかけないで、出来ないところを家でやらせて、わからない部分を塾に責任もって指導してもらうようにしてください。

中学受験に親の関与はどのくらい必要か(1)

  • 2011.06.03 Friday
  • 02:47


これも永遠のテーマみたいなところがあります。

以前、娘の中学受験に関して、塾の模試成績をさらに独自に詳細に分析してレポートにして面談に臨んだ父親がいました。私はその場に同席しなかったのですが、あとで見せていただいたところ、プロから見たら全く意味のないデータ分析だったのです。そもそも元になる塾の模試データ自体がいい加減なものですから…。

お父さんはそのデータを振りかざし、娘の読解力成績の不安定さと、算数の凡ミスを何とかしてくれとねじ込んできたのです。枝問ごとの偏差値が成績表ではでていますが、問題が難しすぎる・易しすぎると標準偏差の山が崩れてしまうので、数字だけでは本当の力が判らないことが多いのです。それに、ミスをしない小学生なんていませんから。

特に小学生の女子生徒の場合にはまだ生理が不規則で、症状もひどい子もいるので、試験の時に生理になったりするとまるで別人のような成績をとることは珍しくないのです。母親ですと、そういう時は意外とわかっているのか冷静に対処しますが、こういうときは父親が厄介です。こっちも生理が原因だとわからんこともありますから、父親の一方的攻撃にさらされることもままあるのですね。

ID野球ではないですが、やたらとデータを振り回す父親は、データを使う割に冷静でない方が多いのです。結局、参加意識が強すぎて、子供の受験をまるで自分の受験のように思いこんでしまうのですね。こういう人は「反省」の二文字がないことも特徴で、失敗はすべて塾のせいにし、そこへ行かせた自分が悪い、子供は悪くないと・・・・。

でもね、失敗したら失敗した人の責任なんです。これが社会の常識じゃないですか?それを、失敗しても責任はすべて他に押しつけて、失敗であることを認めないって、それこそ子供をダメにしてしまうことになると思わないのでしょうか。

特に「お受験」失敗組の保護者にはこの傾向が強いようです。それも自分を責めている方が多いのには驚きます。だから今度は失敗したくないという強迫観念がつよすぎて、異常なまでの関与を示すのです。もっとも、子供は成長とともに親から離れていきますから、子供の本音は「うざい」なんですがね。

とにかく「試験は自己責任」ということを中学受験をすることを決める前にしっかりと子供にも伝えるべきです。親にしなさいと言われてする生徒もいますが、それでも受ける限りは自己責任です。自分の力で結果を出さない、出せないのは自分のせい。でも失敗してもこうしたら失敗するということを学んだことは、失敗せずに合格した人よりひとつ多く人生で大切なことを学んだことになるのです。

失敗は若い時にすれば大人になって失敗しても心が挫けることはありません。お子さんに「強く生きる力」を与えたいのならば、小学生の時から人生に責任をもたせることです。

親は余計なことを言う必要なんかないんです。ただ塾が約束したことをやっているかどうか監視するだけでいいのです。(これをしない親が多いから、塾はやりたい放題ができるのです)

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