学歴より資格歴

  • 2011.04.22 Friday
  • 23:49



東日本大震災の復興の道筋が未だ立たない中、ニュースの中に埋もれてしまった雇用情勢ですが、もう、ドモならんという話ばかりが聞こえてきます。

一流大学でも就職が決まらない学生が2ケタ%いるとか…。ちなみに大学院進学志望者もその分母中に含まれていることが多いんですが…。お気の毒なのはFラン大学の学生。証券やクルマのディーラーなど、露骨なブルーカラーではないけど大量採用・大量退職のホワイトガテン系(または3Kホワイトカラ―)の会社にすら採用されなくなって、文字どおり悲惨なわけです。

くれぐれもFラン大学の学生はその系列の大学院に行って嵐の過ぎ去るのを待とうなんて思わないことです。背中に火がついているのにガソリンの中に飛び込むようなものです。おカネがあればとにかく早慶上智国公立の大学院卒の肩書をとって学歴ロンダリングをして就職戦線に臨むことです。

こうして、カネがある人はいいのですが、今の日本はFラン大学生の家庭ほど収入が少ない、つまり、ひと昔前だったら高校を出て就職したようなのを、親が背伸びしたり奨学金借りたりして大学に行かせてしまっているのです。それは、将来安定した収入を得られることを前提にした借金なわけですから、これだけ就職状況が悪くなると、文字どおり歩く不良債権になってしまうのです。

そうしないためには、とにかく職業系国家資格をとることです。もし、これから大学を選ぶのであれば、理系ならば医療系学部がいちばんでしょう。臨床検査技師・看護師・理学療法士などはFラン大学でもその学部学科に入れればほぼ9割近く就職できる資格がとれますし、看護師は一定範囲の福祉施設も開業できるようになりました。

では、文系はというと、これは司法試験以外に職業資格となるようなところはあまりないのですが、
以外に知られていないのが大学院まで行くと(専攻しだいですが)税理士試験で免除科目が増えるという事実。税理士試験は難しいのですが、子供に事務所をつがせるためにこの手を使って税理士に仕立てるのは、知る人ぞ知る方法と言われています。

司法試験も、これだけ合格者が増えていれば法科大学院志望時点から考えても約11%が合格できるというのですから(これは現在、他のどの法律系資格よりも易しい)、普通の法科大学院に行って受からない方が恥ずかしい。

その他は開業系資格ばかりですので、数学が多少苦手でも生物・化学が多少できるならば医療系に進んだ方がいいでしょうね。

こう考えると、結局おカネのかかるものばかりになってしまいました。でも、ここで述べなかったその理系学部は、ボイラーとかガテン系でかなり重宝される資格を取りやすいですから、それは学生時代に取得しておくといいでしょう。

しかし、文系でも法学部法律学科と商学部会計学科以外は、英語か中国語ができなけりゃ企業から見たら、ただのバカですからね。履歴書特技欄に英検2級と普通免許しか書けないのは、自分が高卒並みでしかないことを証明しているだけなのです。秘書検定なんか1級以外は見ませんよ。

とにかく、入社したらすぐ働ける、つまり新卒即戦力でなければ安心できないということなのですよね。

ちなみに教員養成系に関しては言いませんでしたが、薬剤師と同じで6年も大学行ったら、モトはとれませんって。少し自分の人生の損得計算ができる人間ならば、絶対教師にはならないでしょう。それでも理想に燃えて教師になるならそれもいいでしょう。しかし、結局、公立の学校は、アメリカの教師のように、社会的評価も収入も低く、年中訴訟におびえるようになっていく気がしますが…。

学歴ロンダリング

  • 2011.03.03 Thursday
  • 03:19
表題のことはご存知でしょうか。学歴という称号は最終学歴というもので語られることが多く、結局最後のチャンスである大学入試でそれなりのチケットを入手できなければ、人生の負け組が決定してしまうと考える人が多いようです。

最近はそんなことないとか、いい大学出て大企業に勤めても安定した一生を送れるわけではないとか。したり顔で語っている方々がテレビ等で見られますが、言っている当人が、いわゆる勝ち組に入っているのですから、説得力無いですよね。

あえて誤解を恐れずにいわせていただければ、いい大学出て大企業に一生勤めていて得られるものと、ロクに退職金も出ない鼻クソみたいな中小企業に一緒勤めて得られるものを表にして比べたら、誰だって前者をえらびますよ。そりゃ、ハズす奴もいるでしょう。でも、そういうやつ「も」いるというレベルの話なのです。

圧倒的多くは社会の流れの通りに進んでいくのです。ホントにマスコミに出てくるエセ善人の言うようなことを世間のみんなが信じたら、入試制度はとっくに崩壊し、予備校職員は皆さんハローワークに行っていますよ。日本ではみんな信じているんです。学歴がいちばん能力差をあらわす尺度になるということを。

ある、人事部員がかつてこう言っていました。エリート校は10人採って8人使い物になる、下位大学は10人採れば2人しか使い物にならない。だから、最初から出身大学でふるいにかけるのだ、と。

でも、最終学歴を替えることだってできるのです。そう、それは大学院。

例えば東京大学では理系の大学院生は約半数、文系の訳3割が他大学出身なのです。一橋大学には社会人枠もあります。もともと募集数が多くないのですから、大学で入るよりはるかに楽です。中には大学が日東駒専レベルでも、国公立の大学院に行けば、プラチナチケットが手に入るということです。

問題は、生活費と学費だけですけどね。でも、富裕層であれば、どうってことないです。余談ですが、難関国家試験といわれる税理士試験も大学院で行ってい科目を履修すれば、試験が免除になります。税理士がバカ息子・バカ娘に跡をつがせるために使う究極の手段です。(これは資格ロンダリングと呼ばれています)

ですから東大が不合格なら大学院で行けばいいのです。門は一気に広くなります。よしんば途中で挫けても東大大学院中退という学歴が残りますからね。肩書ひとつで人生に自信がつくのならば、高い買い物ではないかもしれませんね。

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